通関の代行は現場作業をサポートする株式会社ROMA | サービス

税関検査が決定した貨物をスムーズに搬出するために不可欠なのが税関の旗です。旗の借受けと運送会社ドライバーへの受け渡し手続きを代行いたします。手続きを迅速に行うことで、検査対象貨物をトラックが長時間待機することなく優先的に搬出することが可能となり、リードタイムの短縮とコスト削減に直結します。税関と運送会社間を確実に連携させ、円滑な貨物の引き取りを実現します。

申告された貨物が適正であるかを確認する、税関検査にお客様に代わって立ち会います。特に地方の通関業者様にとって、立ち会いのためだけに現地へスタッフを派遣するのは負担となります。専門知識と現場経験を持つスタッフが、貨物の開梱から再梱包まで責任を持って対応が可能です。お客様は遠隔地にいながら、急な検査決定プロセスでも、完了させることが可能となります。

輸入許可を受けるためには、税関検査だけでなく様々な法令に基づく検査が必要です。その一つが、動物検疫(動検)です。家畜伝染病予防法などに基づき、畜産物や関連商品が対象となります。専門知識が必要な検査の立ち会いも、経験を持つスタッフが代行いたします。検疫所での手続き、サンプルの提示、関連書類の確認など、お客様の輸入許可取得を進めることが可能です。

高圧ガス保安法に基づく検査(ガス検)など、特殊な取り扱いと専門知識を要する検査の立ち会いにも対応いたします。これらの検査は、安全規制が厳しく、手続きが複雑な場合があります。現場を熟知したスタッフがお客様に代わって立ち会うことで、法令遵守を確保しつつ、手続きを完了させます。お客様は、検査業務から解放され、本来のコア業務にリソースを集中させることができます。

申告業務は電子化されていますが、税関への修正申告や各種申請など、依然として物理的な書類の提出が必要なケースがあります。お客様が作成された申請書類を、指定された窓口へ確実に提出する業務を代行いたします。区分1、2、3といった申告区分に関わらず、手続きが必要な場合に、お客様の現地チームとして動くことが可能です。書類の不備によるリスクを回避します。

輸入許可には、関税法以外にも多くの法令が関わります。例えば、食品輸入届、機械の設置届、非該当品証明を含む動物検疫の申請書、あるいは衛生証明書(サニタリー)など、関係省庁への提出が必要な書類は多岐にわたります。各種専門書類の差し入れ手続きを、お客様に代わって行います。煩雑な窓口業務を専門家に任せることで、お客様は書類作成などのコア業務に集中できます。

一定の輸入数量の枠内に限り、低い税率を適用する関税割当(TQ)制度など、専門的な申請手続きに関連する書類提出もサポートいたします。これらの申請は、提出時期や窓口が厳格に定められている場合があります。お客様が準備された申請書類を、指定された関係各所へ確実に提出する物理的な作業を代行します。制約も多い申請業務をアウトソースすることで、お客様の負担を軽減いたします。

通関プロセスでは、税関や省庁だけでなく、荷主様や船会社、倉庫業者との間で書類を物理的に受け渡す作業も発生します。例えば、貨物の引き取りに必要なBLの差し入れ・引き上げや、LGのやり取りなどがこれに該当します。通関業者様の指示に基づき、重要な書類取引を代行します。スピーディーで細やかな対応により、関係者間の連携をスムーズにし、貨物の迅速なリリースに貢献します。